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下鴨神社のマンション計画を少しでも知ってもらうために。

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世界遺産、京都の三大祭の葵祭(あおいまつり)で有名な由緒正しき下鴨神社

世界文化遺産下鴨神社京都市左京区)が境内に高級集合住宅を建設する計画を発表し、議論を呼んでいる。

 

 

 今年は21年に1度の*式年遷宮に当たるが、社会の変化や長引く不況で思うように寄付金が集まらないなかの苦肉の策だ。50年の期限付きで土地代として年間約8千万円の収入を見込み、費用などに充てる考え。理解を示す人、非難する人と反応はさまざまだが、現代に伝統を守る難しさ、次代へ引き継ぐための課題が浮き彫りになっている。

式年遷宮とは、定められた年限に社殿を新しくし、神様にお遷りいただく祭儀です。下鴨神社賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ))、上賀茂神社賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ))では、この式年遷宮が21年ごとに行われており、平成27年にそれぞれ第34回目、第42回目となる正遷宮が斎行されます。

本来の式年遷宮は、ご神体を除くすべての建物を新しくするための宮移しのことを指しますが、下鴨神社、上賀茂神社はともにその社殿のほとんどが国宝や重要文化財に指定されているため、すべてを新しくすることはできません。
したがって現在は、屋根の檜皮葺(ひわだぶき)の葺き替えや建具・金具の補修、漆喰壁(しっくいかべ)の塗り替えなど、大修理を行って傷んだところを直し、装いを新たにして祭儀を行うこととしています。

今回の大修理は、下鴨神社では平成19年から、上賀茂神社では平成21年から始まり、それぞれの節目で神事やお祭りが行われてきました。上賀茂神社では、このような大規模な修復は昭和48年以来となります。そして平成27年4月に下鴨神社で、10月には上賀茂神社で、修理が完成した本殿に神様がお遷りになる正遷宮が斎行されます。

 

原風景を残す森

 下鴨神社は正式名、賀茂御祖(かもみおや)神社。京都三大祭の一つ「葵祭」で知られる。起源は平安京の建設以前にさかのぼる日本有数の古社だ。境内の鎮守の森は『枕草子』や『源氏物語』にも登場する「糺(ただす)の森」として市民に親しまれてきた。都市部にありながら約12万4千平方メートルの敷地に古代山城原野の植生を残す世界でも希少な森で、一帯は平成6年、「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録された。

 そこに住宅建設が持ち上がったのだから注目されるのは当然だが、建設予定地はその指定区域外、南側の隣接地だ。現在は同社の有料駐車場や研修施設があり、解体して計8棟107戸を分散して建てる。ただし、世界遺産の周辺環境を保護するための緩衝地帯(バッファゾーン)に当たるため、鉄筋3階建ての和風建築とし敷地内には糺の森と同じニレ科の樹木を植える方針。同社は2年から進めている森の整備事業の第3期と位置づけている。

 昨年から同社と事前協議をしてきた京都市も、当初計画から戸数が減り、表参道の整備など「景観に配慮された内容」(景観政策課)と理解を示す。

 

 

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京都市民として非常に深刻な問題です。

糺の森が好きな人間としてはどうすればよいのか。

何かが変わってしまうかもしれないと不安です。

すこしでも多くの方々にこの問題に関心を持っていただけたらと思い書きました。